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2008年4月27日 (日)

本州!(本編)

宮古島はさとうきびの島である。40年前もそうだった。

さとうきびは、収穫して製糖工場に搬入され、圧搾して煮詰められ、ザラメ状若しくは液糖として、平良港から内地の精製工場へ旅立って行く。

宮古圏内では唯一、宮古製糖多良間工場のみが、土塊状の黒糖を出荷している。

さとうきびは本州及び四国地方でも栽培され、砂糖の高級品、和三盆に生まれ変わる。

ここ宮古島では、トラック輸送により、原料の搬入及びざらめ状の砂糖が平良港へ運ばれる。ざらめの運搬トラックは、その荷台にシートをかけて、雨及び汚れ等が付着しないように運ばれる。

ざらめの運搬トラックは、港での荷下ろしの際、その荷台部分に幾分かの砂糖が残留する。子供達は、そのトラックを見つけては残留したざらめ砂糖を回収する。

残留とは言いながら、その量は多く、かき集めると軽く20kgくらいになる。

のりぼーは、親戚のおじさんのトラックでざらめ砂糖の回収に夢中になる余り、おじさんが昼食を済ませて運転席に戻ったことに気づかない。

のりぼーが気づいた時点で、トラックは走り出す。

大声をあげてトラックを止めるよう懇願しても、当時のおんぼろトラック。エンジン音にかき消されて声が届かない。

多分ねえ、懲らしめるために聞かない振りしてたんだな。おじさんが!

トラックが集落のはずれにさしかかる頃、重大な決意を秘めるのりぼー。

走行中のトラックの荷台からダイブ!

着地と同時に、進行方向に40kmくらいのスピードで走ればいいかもだけど、短距離の世界記録になるスピード。加えて小学校低学年の児童にかような脚力は備わっていない。

着地というか、接地と同時に風に舞う木の葉のように地面を転げ回るのりぼー。

右側頭部を約10cmに渡って裂いてしまう。

病院で縫合して抜糸も済んだ頃、傷の全容があらわになった。日本列島の本州みたいな裂け方。

ついたあだ名が、マップ・オブ・ジャパン。日本地図!

よい子の皆さん。走行中のダンプの荷台から飛んじゃいけませんぜ!高いからね、トラックの荷台わ。

それと、死ぬよ!普通わ。

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