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2008年4月27日 - 2008年5月3日

2008年5月 3日 (土)

ガサミの一本捕り!

鰹の一本釣りみたいだな。

鰹はお馬鹿な魚で、疑似餌に食いつく。

以前、体験で乗せてもらった鰹船の乗組員の話なんだけど。

体験ってのは、実際に鰹船に乗って八重干瀬で餌を捕って・・・。

詳しく説明しよう。

池間漁港に集合。出航は朝5時30分。ヤビジに到着すると、曳いてきたエンジン付きの小舟で餌のジャグ(南洋キビナゴ)の群れを捜索。発見次第、追い子が水に飛び込んでリーフの隅に追い込み、網で囲って文字通り一網打尽。極力ジャグを傷めないようにポリバケツで海水ごとすくって、船の生活槽に入れて生きた状態で漁場まで輸送する。

ジャグの捕獲の後は、ナブラを求めて北上する。

宮古島の島影が完全に見えなくなった頃に、双眼鏡で鳥山を捜す。生憎、台風が接近中で、明日以降は出漁を見合わせる状況。波は高く、うねりなんてカママ嶺公園の丘が迫ってくるような感じ。うねりの底にいると、空が小さく見える。うねりの天辺では、空を飛んでるような状態。

遠く僚船は、すでにナブラを発見して一本釣りを開始している。操業開始は、船が旋回しているので肉眼で解る。

鰹は時計回りに遊泳しながら餌を捕るので、鰹船は鰹の群れにぶつかるように反時計回りで操業をする。なので、鰹船の一本釣りの場所は、左舷方向に設置されている。

鰹は生きたジャグに寄せられ、船からの散水で小魚の大群がいると勘違いして船にへばりつく。そこへ返しのない疑似餌を海面でゆらゆらすると食いつくらしい。中には、ジャンプして食いつく奴がいたり、ひときわ大きい鰹が潜り始めた場合、人間一人の力では支えきれずに釣り竿を捨てる羽目になるという。

早朝から午後6時の帰港まで東シナ海をうろつき回り、ついぞや鰹と出くわすことのなかった体験業業なのであった。

あれ?ガサミ捕りはどうなったっけか?

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2008年5月 2日 (金)

プチ漂流記!

遭難しただけなんだけどね。

島尻漁港。もとい、当時は漁港の施設は無かったな。漁港の辺りの海岸は「びだ」というんだな、方言で。

流れが急な深場があって、そこで泳ぐと漁師に思いっきり叱られるんだ。

で、漁師に叱られてしょぼくれて、漁師が家に帰ったところで行動開始。

手漕ぎのサバニのもやい綱を外していざ出航。大神島を目指し大海原へ漕ぎ出すんだ。いえええーい!

てなわけではなく、飽くまでも岸の付近で遊んでる予定だったんだけど、夏の季節風の南風と上手い具合に潮流に乗っかって、サバニが勝手に動き出すんだ。

岸に残された当方等が戻ってくるように叫んでも、声が届かなくなって。で、乗組員の児童達も大声で叫んでるんだけど、助けを求めているのか、歓喜の雄叫びなのか解らない。

あっという間に大神島の方面に流されて、最早、海上に浮かぶ小さな点。

ここで、漁に出かける漁師が到着して、当時珍しいエンジン付きの伝馬船の全速力で大神島の左辺りで無事捕獲。いや、補導!

全員、鼻水を垂らして泣いていたらしい。漁師にぶん殴られても、助けられた喜びが勝っていたと、関係者の児童は口を揃えて供述するんだな。

心細いらしいぞ。漂流。

昔々、千葉の勝浦で知り合いがウインドサーフィンで流されて、どんなに頑張っても陸地が遠ざかるらしいさーね。助けを求めても大海原に独りぼっち。

ここで、ボードを捨てて陸に泳ぎ出すと力尽きて死ぬんだな、普通は。

必死にボードにしがみついて、ひたすら日本の陸地から遠ざかり、少しずつアメリカに向かってることを実感するってさ。

漁船が見えたときは、もう必死で。あらん限りの声を振り絞って助けを呼ぶらしいんだ。

でもね、海って反射する物体が何もないから、音は届かないんだな、物理的に。そのために、手旗信号なんてものも発明されたしね。

漁師が船首を向けて救助体勢に入ると泣きだしてしまうって。大の大人がよ!しょうがないよな。

今や、義理の弟だぜ。そいつ!

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2008年5月 1日 (木)

フラワー・カード!

フラワー・カード。英語で書くと格好いいな。

訳すと、花札だ!

雨の続く日。馬鹿親父は大工仕事ができないので、弟子達が家に溢れる。朝っぱらから飲んでるんだけど、飲むのは二の次。もっぱら花札に興じている。レートは煙草1本。

煙草1本がどのような価値があったかは知らんけど、おっさん達は、みんな必死だった。

天気が続くと、花札大会は開催されないので花札を持ち出して、学校の廊下で花札を打つ。レートは1¢。まさか、煙草ではできないさーね。小学校の児童は!

と、不思議なことを言い渡された。

学校で花札をするとは何事ですか?それもお金を賭けて!

担任のキヨの剣幕といったら・・・・。

入学式のときに注意されなかったぞ。学校で花札をしちゃいけない。って。ましてや、金をかけちゃーいけない。ってのも聞いてないな。

こちとら、わざわざ煙草のレートを金に変えて、曲がりなりにも喫煙は大人になってから。という、お上のお達しを守って煙草レートを採用してないのに、何故怒る?

花札を取り上げられてしまった。結構、勝っていたのに!

どうすんだよ?明日雨だったら、大人達の楽しみが無くなるだろ?何より、俺死なされるかも知れんし!

掃除のときに、わざと雨戸の鍵をかけずに、キヨが帰ってから教室に忍び込んで持ち帰ったよ、花札。

でもね、今でも思うけど、なんで日本古来の伝統的な遊びを禁止するかさーね?

花札の果たす役割は大きいぞ。書いてみようか?

えーー、まず、四季の移ろいが解りますね。俳句の場合、花札の種類を覚えておけば、季語に迷うことがない。国語力の向上につながる!

次に、5の倍数の計算が馬鹿みたいに早くなるので、掛け算の実用的な使い方を身をもって体験できる。

それから、駆け引きという仕組みを覚えることができる。人間、けっこー汚いし、平気で嘘をついて人を陥れようと画策してることが解る。大切なのは、自分の信念!だし、人に惑わされちゃいけないぜ!という、自立心が芽生える。

最後に、金を賭けることでお金の大切さを実感できる。ま、これはスった場合だけどね。逆に、儲かった場合は、大盤振る舞いで金の有り難みなんて微塵も感じないけどね。

最後の金の大切さを実感できる授業を学校で行う場合は、教師が率先して花札に参加する必要があるな。教師はとにかく花札に精通していないといけないさーね。児童に負けるとしゃれにならんだろ?

なので、教員採用試験には、花札2級以上とか、有段者に限るとかの条件が必要だな。

ま、花札を低学年児童の必修科目にしとけば、よっぽどの馬鹿な教師じゃない限り、児童には負けんだろ!

ということで、10年以上前に長女が掛け算を覚えないので無理矢理、花札を仕込んだんだな。

案の定、掛け算の上達は早いぞ。

でもね、長男が母の日の絵で、花札に興じる母親の絵を書いて教師に咎められたんだな。できれば、トランプにしてね!って。

おいおい、トランプはアメリカの花札ど!

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2008年4月30日 (水)

ゆうちゃんの受難!

ゆうちゃん!ゆうたくんちのいばり犬のゆうちゃんじゃない。

ゆうちゃん、犬飼ってないし。して、歯も無いし!いわゆるはーもー!

ゆうちゃんは舌っ足らずなしゃべり方。加えて小学校低学年児童が経験する、乳歯から永久歯への移行時期で前歯もない。なので、ますます舌っ足らず。

音楽の授業をウサギ小屋の前のモウクマオウの林で行うことになった。

「みーず てっぽ うつぞ! しゅっしゅっしゅー!」

ゆうちゃん、舌っ足らずなので満足に歌えない。ひとりずつ、オトーリの様に歌わされる。

「みーじゅ てっぽ うちゅじょ ひゅっひゅっひゅー!」となる。皆の大爆笑で小さな自尊心を著しく傷つけられる。

でも、酷だよな。歯がない。ってのはさ、決定的に本人のあずかり知らぬところで発生する自然災害みたいなもんだろ。

それなのに、空気が抜けるような発音の歌詞を用いるのは如何なもんだろうか?

今なら、モンスター・ペアレンツが学校に怒鳴り込むか、はたまた、文部科学省に苦情を入れてワイドショー騒ぎになるか、ってことだろうな。違いますか?あ、そうですか!

ゆうちゃんは早食い。兎に角早い。早い上に、脱脂粉乳のミルクが大好き。牛のように飲み干す。

赤嶺パンが学校給食に出している給食パンの早食いの勝者が脱脂粉乳のミルクを多く飲める。という、絶対に罰ゲームのような、変な賭を申し出る。

パンってのはね、早食いできない代物なのだよ。実は。

飲み物なしで食パン一斤を1分以内に食べきれない。流し込む必要があるんだな。実は。

外人なんか、料理のソースに擦り付けて、ふやかして食べるさーね。一見、汚いよな!

ゆうちゃん、秘策を思いつく。

給食パンを事前にぎゅうぎゅうに潰して丸め込み、一気に喰うのだ。

よーーい、どんっ!

口いっぱいにまん丸い給食パンを頬張るゆうちゃん。

でもな、地獄はそこから始まるんだ。

ぎゅうぎゅうに潰されたパンが歯の内側にナイスフィット。奥歯にパンが当たらない。して、べろで押し戻して前歯で細かくしようにも、悲しいかな。前歯が無い。何より、ベロがパンで押さえつけられている。

そのうちに、呼吸困難を起こし目を白黒させる。同級生一同で押さえつけ、頬張ったパンを細かく取り出して、事なきを得たのだった。

悲しいよな、パンを詰まらせて死んだら!小学校低学年の身空でさ!遺族、別の意味で悲しいさーね。

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2008年4月29日 (火)

漁業!

魚を取りに行く。場所は、島尻のバタラズ入り江の上流。満潮の海水面より更に2mばかし標高のあがった付近。

入り江に流れ込む水路なんだけど、大雨が収まってしばらく天気が続くと、源流の湧き水が少なくなって、流れの緩い水路になるんだな。

この水路は、大雨のしばらく後まで囂々と水が流れ、過去には2名の人間を飲み込んだ、非常に危険な水路なんだな。

で、その危険が無くなった頃に魚を取りに行く。魚の種類は、ボラとチヌ及び淡水の手長エビ。ボラとチヌは、入り江を遡上して完全な淡水部分まで進んだところで、水が少なくなり取り残された奴ら。

奴らは海水じゃなくても生きられるんだな。昔、島尻で稲作が盛んだった頃には、田圃でボラやチヌが捕れたらしいんだな。

とる方法はねえ・・・。

手掴み!

まず、幅2m長さ10m程の子供の腿の辺りまである水たまりに入るさーね。この時点では、魚たちが見えてる。でも、このままでは捕まえられない。

なので、全員で水たまりをかき混ぜるさーね。泥と!泥水と化した水たまりで、足の裏に踏んづけられて捕まる魚もいるんだけど、少数派だな。そんなのは。

ひたすらかき混ぜると、多分水の中の酸素が少なくなるんだろうな。泥水の表面に魚の口が出現するんだ。必死に空気を吸うんだな。

で、口の形から魚の向きを推定して、胴体と思える部分を鷲づかみにして捕るんだ。面白いぞ!

手長エビは、水路の両脇の石垣の隙間に子供の手を突っ込んで、これまた手掴み。

あとは、近くの畑から芋をかっぱらってきて食事となるんだな。

明日は、ガサミ捕りの方法を伝授しよう!

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2008年4月28日 (月)

地震!

いやあ!揺れたね。夕べの地震。

酔っぱらってたから定かじゃないんだけど、盛大に揺れてたな。うん。

地震って言えばさあ、近くあるかも知れない東海沖地震。

名前がいけんよな。倒壊だぜ。なんか、いろんな物が壊れそうな感じだよな。

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海賊!

バイキング・ビッケだ。違うね。倭寇の末裔!

ひょっこりひょうたん島を放送してたな。OHKで!

どくろマークの海賊旗。海賊は、悪党なんだけど憧れるさーね、子供は!

学校の裏山に、風葬の墓地群。崖の下のほこらに人骨がごろごろしてる。

朝早く出勤じゃなく、登校して人骨を選別。校門の両サイドに杭を打ち付けて、人骨の脛の部分をバッテンに固定。続いて、ドクロを杭に載せると、リアルな一対の海賊マークの誕生。

出勤してくるしょーいちを待ち受ける。

嫁と出勤してきたしょーいち。ちょっと引いて、激怒!

戻してこい!

戻してきたさ。元の場所に。

でもね、途中で落としてドクロが粉々になったんだな。

しばらくして、階段の踊り場の天井に取り付けられた電灯に、ひらがなの「と」の字が浮かび上がってきたんだな。絶対に人間の手の届かない場所の電灯にね。

祟りだ!との噂が広まるんだ。

実は、電灯の中に入り込んだ2匹のムカデが、「と」の字の形で干からびてたんだな。

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2008年4月27日 (日)

本州!(本編)

宮古島はさとうきびの島である。40年前もそうだった。

さとうきびは、収穫して製糖工場に搬入され、圧搾して煮詰められ、ザラメ状若しくは液糖として、平良港から内地の精製工場へ旅立って行く。

宮古圏内では唯一、宮古製糖多良間工場のみが、土塊状の黒糖を出荷している。

さとうきびは本州及び四国地方でも栽培され、砂糖の高級品、和三盆に生まれ変わる。

ここ宮古島では、トラック輸送により、原料の搬入及びざらめ状の砂糖が平良港へ運ばれる。ざらめの運搬トラックは、その荷台にシートをかけて、雨及び汚れ等が付着しないように運ばれる。

ざらめの運搬トラックは、港での荷下ろしの際、その荷台部分に幾分かの砂糖が残留する。子供達は、そのトラックを見つけては残留したざらめ砂糖を回収する。

残留とは言いながら、その量は多く、かき集めると軽く20kgくらいになる。

のりぼーは、親戚のおじさんのトラックでざらめ砂糖の回収に夢中になる余り、おじさんが昼食を済ませて運転席に戻ったことに気づかない。

のりぼーが気づいた時点で、トラックは走り出す。

大声をあげてトラックを止めるよう懇願しても、当時のおんぼろトラック。エンジン音にかき消されて声が届かない。

多分ねえ、懲らしめるために聞かない振りしてたんだな。おじさんが!

トラックが集落のはずれにさしかかる頃、重大な決意を秘めるのりぼー。

走行中のトラックの荷台からダイブ!

着地と同時に、進行方向に40kmくらいのスピードで走ればいいかもだけど、短距離の世界記録になるスピード。加えて小学校低学年の児童にかような脚力は備わっていない。

着地というか、接地と同時に風に舞う木の葉のように地面を転げ回るのりぼー。

右側頭部を約10cmに渡って裂いてしまう。

病院で縫合して抜糸も済んだ頃、傷の全容があらわになった。日本列島の本州みたいな裂け方。

ついたあだ名が、マップ・オブ・ジャパン。日本地図!

よい子の皆さん。走行中のダンプの荷台から飛んじゃいけませんぜ!高いからね、トラックの荷台わ。

それと、死ぬよ!普通わ。

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